１．有効中の旅券（パスポート）がある場合は、そのパスポート提示が必須となります。
２．１．の場合、本人確認書類は有効中の旅券のみ１点でよい、ということになります。
３．本人確認書類につき、いずれか１点でよいものにつき下記に列挙しますのでご参照ください。
【いずれか１点でよい書類】
・日本国旅券（失効後6ヶ月以内を含む）
・運転免許証
・マイナンバーカード（個人番号カード）
※マイナンバーの「通知カード」については、使用不可。
・写真付きの住基カード
・船員手帳、海技免状
・宅地建物取引士証
・官公庁等職員身分証明書（写真付）
・写真付身体障害者手帳（写真貼替防止がなされているもの） など
以上となります。
本人確認書類の基本的な考え方としましては、
１）公的機関発行であること
２）氏名、生年月日、住所等の本人確認のための基本的情報が記載されていること
３）写真付きであること
以上３点を備えている場合は、１点でよい書類となります。
そうでない場合は不可か、あるいは２点が必要となります（２点が必要な書類については②を参考のこと）。
有効中の旅券提示の場合は、「所持人記入欄」をいい加減に書かない、ということが大切です。
金融機関等の本人確認書類としてパスポートを提出する場合においても同様です。
パスポートの「所持人記入欄」はしっかりと正確に記入することが大切なのでご注意ください。
※重要な付記
なお、新型2020年旅券、つまり新パスポートにおいては、この所持人記入欄がなくなりました。
つまり、本人確認書類としての重要要素である「住所記載欄」がなくなるということを意味します。
この場合、本人確認書類としてのパスポートの強さはなくなる、ないし弱くなる、と想定されます。
弱くなる、というのは、具体的言うと、パスポートに加えて住所記載の公的書類もう一点要求される、という取扱いになる可能性が高い、ということです。